5月の自由雑記

好きな音楽と日常とつれづれ

FANKSさんへ 「UP - BEAT のCD Box 」が出ました←

TMやepic関係など浴びるように音楽を聴いていた頃、好きだったバンドの一つにUP-BEATがいます。今も広石君や水江さんは活動しているものの、1995年に解散以降オリジナルメンバーでの再結成はなし。レーベル公式が最後に再販CDを出したのは2008年。その後サブスク解禁はあったけど、映像関係はビデオ・LD止まり。(日頃S社やa社に「ファンの足元見やがって」と思いがちなFANKSだけど、アレはあれで鮮度を保つ効果もあるんだよね……)  もうこのまま時代と共に忘れられていくのかな と少し寂しく思ってたんだけど、なんとこの度シングルCDコレクションが出ました!!

 

  

再販以外の公式作品としては なんと27年ぶり。しかもこの企画が出てから商品化まで5年かかったそうで、次の展開がいつになるのかも見当がつかない。だから広く皆さんにお勧めしたいんだけど、いかんせん自分が長いことFANKSなため 物事の基準がほぼTM 状態なので上手く説明できない。そこでここは開き直って、FANKSさんにピンポイントでアピールいたします! 

 

周りの人達と どんな音楽を聴くのか の話題になった時に「UP - BEATも聴いてた」と言うと、よく返ってくるのが「なつかしい、ドラマの主題歌覚えてる。メンバーみんなカッコよかった。Rainy  Valentine好きだった」   そして、BOØWYを意識してたよね 

ここらへんで察しのいいFANKSさんなら あの話かな? とピンと来る人もいると思うけど、たぶんその通りですw

 

1980年代後半から90年代半ばにかけてUP - BEAT・BOØWYと氷室さんソロ・TMのメインのヘアメイクさんが同じ人だった時代がありました。そう、Yさんです。(念のため一応伏字) YさんとUP - BEAT 岩永さんの対談によると、Yさんが初めてミュージシャンを担当したのが UP - BEAT だそう。

・UP - BEAT デビュー少し前の1986年3月から                              ・BOØWY   映像で確認できるのはおそらく1986年11月5日夜ヒットB・BLUE                           ・TMnetwork 1987年まではSさんがメインだったので、それ以降。映像ではKDD

だから広石君とテッちゃん、東川君と氷室さんあたりのビジュアルがなんとなく似ているという事もあり得た時代だったのです。

それは知らなかった、興味があるという方は ぜひ動画で確認がてら各アーティストの楽曲も聴いてください。皆さんとてもカッコ良いです。 (BOØWYとTMは適当な公式動画がないので各自でお願いします。 ※布袋さんはずっとセルフメイクだそうです。)

 

★Kiss in the moonlight  この曲が一番認知度が高いのかな。ドラマ「同級生は13歳」の主題歌

 

  

 

★No side action こちらの曲もタイアップが付いていました。ついハンドクラップしたくなる。間奏の                                        ヴァイオリンが絶妙。

 

  

 

★VANITY  上にの2曲よりは前の曲。MVの完成度が一番高い気がする。監督はどなたなんだろう?                             やっぱり翁長さんなのかしら。 ひたすら美しい…

                     (追記・5月30日のタワレコイベントにて、広石君からこのMVを撮ったのは伊作さんとの発                                言がありました。そう、まさかの伊作さん。そりゃ自分はこのMV大好きな訳だww)

  

 

★Blind Age  ウツはスタンドマイクの時 右手の薬指と小指の間にマイクを挟んで握るけど、広石君は                                     左手でその握り方。手の大きい人はこの握り方が歌いやすいのかもしれない。

  

  

この曲を書いた時、広石君23歳か…… 今でも聴くと背筋が伸びる。ミニアルバム「A DAY 」に入っているストリングスバージョンも雄大さに切なさが混じっていて素敵です。

UP-BEATも TMも 常に挑んでいるというか、新しいことを求めて、攻めてる感じがして その佇まいが好きだったな。 変わり続けるカッコ良さ、進み続けるカッコ良さ。

 

★Dear Venus  この曲やTIME BOMBを演奏している某JPUの映像とか伝わりやすいんだけど、演奏シ                                      ーンだけでメンバー全員運動神経が良さそうなのが分かるのが凄い。見てるだけで爽                    

 

  

「この曲のサビは自分自身に向けて歌っている所もある」とインタビューで言ってたけど、広石君もテッちゃんも その時思っている事がわりとダイレクトに歌詞に出てくるタイプの様な気がする。

 

★Once Again  (公式動画待ちです)

 

   

リリース後のインタビューで凡ちゃん(岩永君)が「いかにもシングルな曲を出してしまった後ろめたさがあった」的な事を言ってたけど 王道・失恋系ラブソングの名作だと思います。UP-BEATのメンバーみんな真面目すぎる… 

how Crash エレプロのウツの低音を聴いた時も思ったけど、近年ハイトーンが売りの方が多いから綺麗に響く広石君の低音が新鮮に聴こえる。その気になれば、無限にサクサク聞き続けられる感じが たまらなくよい。

 

★Angel's Voice  3人体制になってからの初めての曲。メンバーが急に大人になった気がしたな。

 

  

UP - BEATも TMも サウンドが変化するのに合わせて、ビジュアルも変わっていくのがカッコ良かったし 楽しかった。(他にも類似点がいくつかあって、どちらもコーラスワークが得意だったり、間奏やアウトロに洋楽の有名フレーズを入れて遊んでたり、LONDONのAIR studiosでレコーディングしてたりだとか。だからっていう訳じゃないけど、後にA氏が声をかけてたと聞いた時は「気持ちは解かる……!」となった。)

どのMVにも、やっぱり少し時代を感じてしまうんだけど、LIVE映像は時代を感じさせないので、ぜひぜひ動画サイトで見てほしいです。華やかでスタイリッシュで見ごたえあります。ステージングもカッコいい。

 

★Two Alone  ※今回のBOXにこの曲は入ってません。

 

   

個人的に一番好きなMV。メンバーみんな背が高いうえに髪を立ててるので、人波の中で頭一つ分とびぬけていて、引きのカメラでも表情がよくわかるという素晴らしさw

和やかに談笑しながら歩いてるのが5/19ラスグル・エンドロール前的エモさで、いいもの見たなって気分になる。こういう何気ないシーンが、後になってみると尊かったりするよね。

 

UP-BEATとTMは活動期間がほぼかぶっているので、当時の雑誌をそのまま持ってる方は曲を聴きながら雑誌を読むと ちょっとしたタイムマシン気分 が味わえますw

今回は記事の性質上シングル曲の映像を並べたけど、UP-BEATもアルバムごとにコンセプトがしっかりあるので、アルバム単位で聴くのが世界観がまとまっていておすすめです。

 

雑誌の表紙や武道館公演も複数回してるし、今回BOXも(やっと)出るので時代に恵まれなかった とまでは思わないんだけど、その後ビッグウェーブに乗った人達を見ると、 やっぱり時代より早すぎた とは思ってしまう。(当の御本人たちは時代とか気にしてなかったんだろうし、だからこそ 時代を意識させないサウンドになってるのだろうけど)

あの当時 見ようによってはマイナスに捉えられた ポップな曲調も、恵まれたルックスも、積極的だったメディア露出も 2022年の今ならすべてプラス要素だし、曲の長さもコンパクトで歌詞も聴き取りやすくて、サブスク向きだと思う。もう本当にここらへんで時代の呪縛から解放されてほしいのよ。これを機会に 新しい人に見つかってほしいな と心から願っています。  今ならまだ色々間に合うかもしれないから……

 

 

 (広石君のソロプロジェクトでUP-BEATの曲を歌うLiveもやってますよ。)